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              知能検査  WAIS-Ⅳ

 

 

 当オフィスでは​、成人用知能検査としてWAIS-Ⅳ(16歳0か月~90歳11か月)を使用しています(この検査は、改定されながら約80年の歴史をもち、世界で最も信頼され、広く活用されています)。

 テレビや雑誌などの心理テストや能力テストでも「あなたのIQは〇〇です」という結果が出ます。あのような性質のものは一種のエンターテーメントです。あなたご自身のIQ(能力)を知りたい場合、標準化された(科学的な根拠に基づいて作成されている)知能検査を受けることが必要になります。

 当オフィスでは、年々、知能検査の受検者が増えています。ホームページで検索をしてみても、北陸の民間の心理オフィスで知能検査を受けることができる場所は、ほとんどありません。そのため、受験者の中には、関東や関西のカウンセリングオフィスを探して、新幹線に乗って受検をしに行く方も少なくないことが分かりました。その理由として、成人の方が、仕事等で苦戦をして自分の知的能力を客観的に知ろうと思った場合、知能検査を受けることができる精神科の医療機関等を探さなければなりません。また、治療ではないため、受診したからといって、知能検査を受検することができるとは限りません。このようなことから、知能検査を受検するための選択肢を増やすことを目的として、当オフィスでは知能検査を導入しました。

 私の好きな書籍に、ハナ・グリーン著の「デボラの世界(1971)」があります。

 そこには、ある患者について医師と臨床心理学者が交わしたやりとりが記述してあります。 

「ある医師が、臨床心理学者の心理検査の所見を読んだ。所見には患者の短所や問題点ばかりが書いてあり、患者の特徴についてまとめてあった。医師はそれを見て、以下のように話した」

「病気の所在を示すテストだけでなく、その健康さを示すテストをいつかつくる必要がありますね」

 

 1971年の書籍ですが、現代の心理検査においても多くの示唆を与えます。当オフィスの所見では、受検者の短所や不得意としている部分だけを書くのではなく、長所や得意としている部分についても詳細に記述します。そして、不得意な部分を得意な部分で補う方法についての検査報告書作成を心掛けています。

 一生のうちに一度くらいは自分の能力を知っておくことは大切なことかもしれません。なぜならば、これまで日常生活で苦戦していたことも、知能検査の結果を分析することによって、今よりも、より生活しやすくなる可能性があるからです。

 

WAIS-Ⅳ(最新版)料金37,000円(税込)

・メールにてWAIS-Ⅳの受検を申し込み後

①事前面接(来室必要) 30分程度

(検査の動機、知りたいこと、日常生活で困っていること等について臨床心理士が丁寧にお聞きし、報告書の参考にします)
②検査の実施(来室必要) 90分~120分程度

③検査結果のデータ分析、報告書の作成(来室不要)

④報告書を用いた検査結果の報告 30分程度(来室必要)
(WAIS-Ⅳの結果から考えられるあなたの能力について、今後の生活に役立つ工夫等を臨床心理士が丁寧にご説明します)

知能検査を受検される方の一例

・頭の中で物事を上手くまとめることができない。

・会議等に参加しても周囲が話している情報が頭の中に入ってこない。

・見通しをもって仕事をすることが苦手で仕事が上手くいかない。

​・複数の作業を同時に進めることが難しく、どれも中途半端になってしまう。

・コミュニケーションをしているときに、相手の話していることが分からなくなる。

・仕事やプライベートで大事な情報を覚えておくことが難しい。

・仕事で他者よりも作業スピードが遅かったり、間違いが多くなったりすることで悩んでいる。

・メンサ入会申請のため 等

                                                             人格検査 ロールシャッハ・テスト

    ロールシャッハ・テストは、投影法と呼ばれる種類の心理検査です。この検査は、言葉では表現しにくいご自身の心の状態や、深層心理にアプローチする手法として医療機関等で幅広く活用されています。

 インクのシミでできた模様(図版)を見て、「何に見えるか」を答えていただきます。「何に見えるか」は人によって違います。何を(どの部分を)、どのように見たかということについて、どのような回答したのか、回答した順番や流れ等を分析したり、回答したものをデータ化したりします。それらのデータを専門的知見から分析し、現在のこころの状態や特徴を理解するための手がかりにします。

 例えば、物事をどれだけ正確に見て、現実的に考えられるか、自分の感情をどの程度適切にコントロールできるか、混乱したときにどのような対処をしやすいか、冷静に対処することが可能か、対人関係における不安の特徴、他者とどのような人間関係を構築しているか等、検査者自身が意識していない領域を知るための検査です。

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〇次のような方におすすめです

・自分自身を深く理解したい方

・自分の無意識(深層心理)について知りたい方

・自分の心理状態を客観的に知りたい方

・性格傾向や対人関係の特徴(パターン)等を知りたい方 等

ロールシャッハ・テスト 20,000円(税込)
①事前面接(来室必要) 30分程度

(検査の動機、日常の中で困っていること等について臨床心理士が丁寧にお聞きし、検査報告書の参考にします)
②検査の実施(来室必要) ​60分~120分程度
③検査結果のデータ分析、報告書の作成(来室不要)
④報告書を使った検査報告面接(来室必要) 30分程度

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*ロールシャッハ・テストは、あなたが意識していないことについて、たくさんの情報を得ることができる心理検査です。一方で、心理的負担が大きい心理検査でもあります。心理検査の受検が、現在の症状に影響することも考えられますので、精神科や心療内科での治療を行っている方については、心理検査を受けることについて主治医から許可をお取りください。

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